第47章 ラズベリーscene2.5
走りだしたかと思うと、翔ちゃんに近づき松潤と引き剥がした。
翔ちゃんを立ち上がらせると松潤をぶん殴って、翔ちゃんの腕を取って楽屋を出て行った。
松潤は床にひっくり返った。
バタン、と楽屋のドアが閉まった。
俺達は暫く呆然とした。
「ああいう人を怒らせると、恐いんだね…」
ニノがぼそっと呟いた。
それをきっかけに俺はもう耐えられなくなって爆笑した。
ニノもつられて笑い出した。
「テメーら…笑い事じゃねーぞ…」
松潤が起き上がってきた。
口の端がちょっと切れてた。
「うわっ、口きれてるじゃん!松潤!」
「ああっ!潤っ!」
ニノがティッシュをもって駆け寄る。
「まぁ、これで上手くいくよな?」
松潤は痛そうな顔をしながら、ニノに血を拭いてもらってる。
「だよ。あなたが身体張った甲斐があるってもんだよ」
ニノが愛おしそうに松潤を見てる。
へっ
ごちそうさま。
俺も早く松にぃんとこ帰ろ。
「ほんとあの人、すげー力だったよ…」
松潤が起き上がりながら言った。
「いやー…凄いもん見たね」
俺は感心しながら言った。
「こんな単純な作戦だけど、効果はあったよね?」
ニノがなんとなく不安げにいう。
「あると思うよ?あの勢いだったし」
俺は深く考えずに言う。
だって、あれなら大丈夫でしょ。
こじれる心配なんてある?
「ちょっと俺、見てくる」
ニノが立ちあがった。
「えっ…余計なお世話になるぞ。和也」
「ちょっと様子伺うだけだから。それにどこにいるかもわからないし。見つからなきゃ、帰ってくるから」
「ん。じゃあ俺はここで待ってる」
「だね。その顔で外にでちゃだめだ」
そういうとニノは少し笑った。
「相葉さんどうする?」
「じゃあ、俺もいこっかな。乗りかかった船だし」
「じゃあ行こう」
そう言って俺達は楽屋を出た。