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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第43章 哀婉scene7


「シンゴって誰…?」


意識を現実に引き戻される。


「え…?」


見上げると、潤が立っていた。


「泣くほど…好きな男なの?」


「あ…ごめん…」


「なんで謝るんだよ…認めるのか…」


俺は答えなかった。


ただ、じっと潤の瞳を見てた。


潤はなにも答えない俺に苛立ち、ふところから札束を出した。


「ほら…これで買えるだけ、智を買ってやるよ」


そういうと、札を部屋中に撒き散らした。


「ほら、来いよ…」


ぐいっと手を引かれて、二階の部屋に連れていかれた。


部屋に入ると乱暴にベッドに押し倒された。


服を剥ぎ取ると、無理やり潤を咥えさせられた。


「ホラ…仕事、しろよ」


ぎゅうぎゅうと押し込まれて、何度もえづいた。


でも潤はやめてくれなくて。


涙が頬を伝っていっても、それを冷たく眺めるだけ…


「智…そんなにシンゴのこと好きなの…?」


潤が額に汗を浮かべる。


「う…ぁ…そいつの、どこがいいんだよ…」


だんだん潤が昂ぶってくる。


「智…俺のものになれよ…」


首を横に振ると、悲しそうな目をする。


「智…」


潤が俺の口から出て行く。


切ない顔で俺をぎゅっと抱きしめた。

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