第40章 哀婉scene4
ふわりと智が清服を脱いだ。
俺よりも華奢かと思った身体は、靭やかな筋肉に覆われていた。
少しだけ褐色の肌が、逆に艶めかしかった。
「行こ?」
俺の手を取ると、ベッドに連れていかれた。
「女を抱くのと、変わらないから…」
そういうと握っていた手を、智の尻へ持っていく。
「ココ…」
撫でると、ピクリと身体が震えた。
「気持ちいい…もっと触って?」
「あ、ああ…」
そろっと尻を撫でると、智の口から吐息が漏れた。
「ね…もっと…」
もっと触ると、鳥肌を立てる。
「優しいんだね…和也…」
「えっ…」
儚げに微笑むと、俺の手をとって自分の頬に寄せた。
「だって、こんなに手があったかい…」
目を閉じて、俺の手のひらのぬくもりを味わってる…
「智…」
なんとなく、孤独を感じた。
俺と同じなのかもしれない。
智も淋しいのかな…
そっと身体に手を回して、ぎゅっと抱きしめた。
「和也…?」
智の不思議そうな声が聴こえても、やめられなかった。
「どうしたの…?」
動かない俺の髪を撫でる。
そっと、抱きしめ返してそのまま動かない。
お互いのぬくもりをずっと感じてた。