第39章 哀婉scene3
口を吸いあっていると、智の手が俺のズボンのベルトを外し始めた。
ずるりと下げられると、いきなり掴まれた。
腰が少し引けたが、その手淫はいままでのどんな娼婦よりも上手くて。
あたりまえだ。
同じものがついてるのだから。
俺も智のズボンをずりさげて、剥き出しのそれを握りこんだ。
「あっ…あぁっ…」
突然、女のように喘ぎだした。
でも…
その声にはどこにも媚びを感じられなかった。
素直な快感の産声だった。
「気持ちいい…?」
「うん…潤の手…気持ちいい…」
俺を握る手は休めず、自分の快楽に埋まっていく。
うっとりと閉じられたまぶたに唇をつけると、ぶるっと震えた。
突然、智が俺の腰を引き寄せると俺と智のモノをまとめて両手で掴んだ。
「ね、こういうの初めてでしょ?」
妖艶な笑みを浮かべると、ゆっくりと手を上下に動かす。
未経験の快感に、思わず声が漏れた。
「ああ…」
「ふふ…潤も感じてくれてるんだね…嬉しい…」
ふたりのそれから、先走りが溢れてる。
それを手のひらにまとわせて、俺達を絶頂へと導く。
「ああ…潤、一緒にいこ?」
「あ…智…」
智に覆いかぶさったまま、手で果てようとしている。
不思議と、イヤじゃなかった。
「一緒に…いこう…」
小さい喘ぎが、お互いの口から漏れた。