第38章 哀婉scene2
やっぱりここも娼館なんだ…
ということは春麗は身体、売ってる…?
ぞっとした。
俺だけがあの身体を抱けるのに…
「一通り、みる?」
そう言われて、彼女を探すために頷いた。
最初に見た部屋は10人近くいた。
雑多な人種が居て、とてもじゃないけど抱こうと思えるようなツラの女は居なかった。
次の部屋は5人くらい。
ここはもうちょっとマシなツラしてた。
次の部屋は2人。
ここまでくると、ぐっとそそる。
でも春麗はいない。
最後の部屋は見るのをやめようかと思った。
だって、ここはナンバーワンの部屋だっていうし…
お世辞にも春麗は綺麗とはいえないし。
部屋のドアを開けられて、少しだけ覗いた。
あのチャイナドレスが居た。
「春麗…!」
思わず声を上げた。
でも…
振り返ったその顔は、男だった。
「え…?」
ソイツは戸惑っていた。
え…っていうか、こいつがナンバーワン?
「お客さん、ラッキーだよ?この時間に智が空いてるの」
「え?この人日本人なの?」
「ソウダヨ。どうする?買う?」
「…買う…」
ありったけの金が懐から出て行った。