第36章 チョコフォンデュ
「にゃー…」
にゃーの声が聞こえた。
目を開けると、にゃーが俺の額を頭ですりすりしてる。
あれ…俺、どうしたんだっけ…
身体を起こすと、リビングに不自然に置かれたマットレスの上で俺は寝ていた。
ちゃんと羽毛布団も被ってる。
皆はそれぞれソファとかラグの上で雑魚寝していた。
あ…思い出した…
俺、皆にチョコレートフォンデュされたんだ…
「あ、智くん起きた…?」
翔ちゃんが身体を起こした。
その声を合図に、皆起き出してきた。
俺の方に近寄ってくると、身体がびくっと強ばった。
「ごめんね…こんなことして…」
「いや…こないで…」
「智くん…もう、俺達のものになって?」
「え…?」
その時、一番近くに居たニノが俺の頬に触れた。
「大野さん…俺たち待ってたんだよ…?」
「何をだよ…」
「あの女と別れるの」
「…え?何いってんの…?」
潤が俺の肩を引き寄せた。
「ずっとずっと俺達の気持ちに気づいてくれるの、待ってたんだよ?」
「でも、全然リーダー気づかないんだもん…」
相葉ちゃんが俺の頬にキスする。
「なに…?だって…皆、彼女とか居たじゃん…」
「あなたが心配するから、作ったんだよ?」
翔ちゃんが切なげに言った。