第34章 宮城の夜 5日目
いきなりベッドが傾いた。
ミシッという音がする。
びっくりして布団から顔を出した。
翔さんと相葉さんがベッドに座っていた。
「どうしたの…?」
「やっ…やだっ…見ないでっ…」
泣き顔を見られたくなくて、布団をまた被った。
「ごめん…夜中に様子見に来ようと思って、マネから鍵預かってたんだ…」
翔さんの声がする。
「前とおりかかったら、和の泣き声聞こえて…」
相葉さんが悲しそうな声を出した。
「なっ…なんでもないのっ…ごめんねっ…」
強がってみた。
だって恥ずかしい。
情けなくて、淋しくて泣くなんて。
「ニノ…言ってごらん?」
「なんでもないよぉ…」
俺はタオルを握りしめた。
涙をゴシゴシと拭いたけど、また溢れてきて困った。
がばっと布団が剥ぎ取られた。
相葉さんが鬼のような形相をしていた。
「どっか具合悪いの!?なんで言わないの!?俺達にも言えないの!?」
そう言って俺の身体を起こした。
「病院にもどろ!?ね?」
「ち、違う…」
「じゃあ何で泣いてるの、和!」
「さ…淋しかったっ…だけっ…」