第34章 宮城の夜 5日目
ドアストッパーをしたまま、俺はベッドに倒れ込んだ。
皆が帰ってきたら、わかるように。
なんとか歩けるようになったし、声も出る。
手足に力が入るようになったし、なによりだいぶ深く眠ったから少し元気になった。
心配かけてごめんって。
スタッフさんには明日にでも。
今日はメンバーとジュニアたちにだけでも。
謝ろう。
あやま…ろう…
翔さんのジャージから、翔さんの匂いがして安心する。
首に巻いてあるタオルからは相葉さんの匂いがした。
二人の匂いにくるまれて俺は眠ってしまった。
らしい。
目が覚めたら、じーっと4人が俺の顔を見ていた。
「うわあああっ…」
異様な光景に思わず飛び起きた。
「あ、起きた」
潤がくりっとした目でみんなの顔をみた。
「無事でよかったよ」
翔さんが安心したように俺の顔をみる。
「ごめんね無理させちゃって」
相葉さんは少し涙ぐんでた。
「キツかったらいいなよ…?」
大野さんまでなにやら神妙で。
「あ…えっと。ごめんね。倒れちゃって…」
俺は恐る恐る謝ってみた。
でもその後凄く怒られた。
なんで体調悪いんならいわないんだって。