第34章 宮城の夜 5日目
楽屋で目が覚めた俺の周りを、嵐の面々が取り囲んでた。
大野さんが翔さんとタオルの取り合いをしている。
最初、何をしているのかわからなかったけど、どうやら俺の額に載せる濡れタオルをどっちが載せるかで取り合いしているらしい。
そんな二人を眺めてたら、潤が氷のうを持ってきてくれて、乾いたタオルを噛ませて俺の額に乗せてくれた。
俺は声が出なかったけど、なんとか口だけでありがとうと伝えた。
潤は目を細めると、俺の顎を手で包んだ。
ん?なんだこれ…
まてまて…お前の恋人は大野さんだって。
潤の手がいきなり離れていったかと思ったら、今度は別の方向から手が伸びてきた。
相葉さんだった。
相葉さんは俺にストロー付きのボトルで飲み物を持ってきてくれた。
年上二人は、まだタオルの取り合いをしている。
そんな二人を横目に、俺は相葉さんと潤に介抱されてるという不思議な目にあってた。
逆だろ…いつもと…
相葉さんがボトルを持っててくれたから、俺はストローからそのままドリンクを飲んだ。
程よく冷えてて気持ちいい。
スポドリなんて久しぶりに飲む。
お医者さんが、汗をいっぱいかいたらこれ飲みなさいって言ってたのに、甘ったるいからコーヒーばっか飲んでたからかな…
すっごく身体がだるい。
そのまま楽屋のソファに沈み込みそうなくらい、身体が重かった。