第4章 夢に舞い、恋に舞う 3
「今の俺じゃ、到底舞えない…」
「そんな…」
「おまえを手に入れたいって欲にまみれた俺には…あんな舞できない…」
「翔…」
「雅紀…お前は俺の憧れだよ…」
そっとお師匠は僕を抱きしめた。
そんな…そんなふうに思っていてくれたなんて…
「僕も…ずっと…憧れていました…翔先生に会いたくて、頑張りました…」
「雅紀…」
「僕も…初めて会った時から…お師匠のこと、好きです…好きです…」
「雅紀っ…」
僕の中のお師匠が、動き出した。
重ねあわせた手が熱い…
身体が、燃えるように熱い…
翔とひとつになって、溶けていくようだった。
身体が投げ出されたかのような衝撃がきて、自分が果てたのがわかった。
同時に、身体のなかに熱い熱いしるしが注がれて…
僕と翔は、融け合って…
ひとつになった…