第33章 宮城の夜 4日目
大野は一緒にバスルームへ入って、二宮の身体を洗った。
もう諦めた二宮は大野の身体を洗った。
既に何回目の風呂だかわからなくなっている。
乾いたタオルで大野を拭いてやると、大野はにこっと笑った。
二宮はまたびしょびしょのタオルで身体を拭いた。
大野は服を着ると、一旦部屋を出て行った。
乾いたバスタオルを一枚もってくると、二宮にキスした。
「ニノ…好きだよ」
ぎゅっと抱きしめる大野の胸で、二宮はもう観念していた。
「うん…俺もだよ…」
これって浮気っていうんだろうかって思いながら。
そんなこというなら、二宮と大野の方が先に付き合ってることになる。
先に松本と付き合い始めた大野が浮気で…
その次にあの二人と付き合い始めた二宮も浮気で。
なんて壮大な浮気なんだ。
もうそう考えていたら、二宮はおかしくなってきて。
ケラケラ笑い出した。
「うん。ニノそうやって笑ってて。俺とのこと、深刻に考えないでいいから」
そう言った大野に、二宮はキスをした。
「でも、俺の本命はあの二人だから。誘惑したら殺すよ?」
「俺だって…潤ともう一回寝たら、殺すからね?」
笑顔で恐いことを言いながら、二人は笑った。
ぎゅっと手を繋ぐと、大野は名残惜しそうに部屋に帰っていった。
二宮はその場に崩れ落ちた。
(俺、浮気しちゃった…しかも継続決定だし…)