第33章 宮城の夜 4日目
「いっ…いや別に…」
「嘘つかなくていいよ。寝たんでしょ?」
「え、いや…」
「もう、ニノは正直なんだから…」
そう言って大野は二宮の頬を両手で包んだ。
「俺、別に気にしてないから」
「え?」
「俺ね…潤が俺を好きなの知ってるから、平気なの」
「は?」
「潤はニノのこと好きで抱いたわけじゃないってわかってるから」
そう言って二宮を抱きしめた。
「ごめんね。ニノ…」
思わず二宮は泣きそうになった。
松本のことは嫌いじゃない。
でもやっぱり好きじゃない。
恋愛という意味では。
相葉や櫻井に抱かれる方が満たされるに決まってる。
大野の胸で、二宮は少しだけ泣いてしまった。
「それ言いに来たの。ごめんね。ニノ」
ぎゅっと大野は二宮を抱きしめた。
「大野さん…ありがとう…」
二宮は気持ちが軽くなった。
罪悪感で押しつぶされそうになっていたけど、大野が許してくれて救われた。
「でも…」
そういうと、大野は二宮に見えないように、にやっと笑った。
「俺、ニノが欲しいな」
「はっはあ!?」
二宮は後ずさると、ベッドに躓いてコケた。
大野は素早く二宮の上に跨った。