第33章 宮城の夜 4日目
相葉がカズヤに電話するというので、自室に引き上げていった。
二宮はバスローブ姿のまま、やれやれとベッドを整える。
自分の出した雫の跡に赤面しながら、それをティッシュで拭っている。
二宮の部屋の呼び鈴がなる。
また二宮は嫌な予感に襲われる。
恐る恐るドアスコープを覗くと、そこに立っていたのは松本だった。
ほっとした表情でドアを開けて、松本を部屋へ誘う。
部屋にはいると松本はくんくんと匂いをかいだ。
それに二宮は気づかない。
松本が二宮の後ろ姿を見ながら、唇をぺろっと舐めた。
「なに?どうしたの潤」
二宮は松本にコーヒーを淹れてやった。
「うん…ちょっとね」
「また大野さん泣かしたの?」
「ニノに言われたくないね」
「悪かったって…」
そう言いながら、松本の座っている前にコーヒーを置く。
「でも俺たち、お前たちが付き合う前から…」
そう言いかけている二宮の背後に松本は立った。
「え…?」
二宮は、自ら整えたベッドへ投げ出された。
「え?え?」
「だから、それが気に入らねーって言ってんだよ…」
「あ、ごめん…」
二宮は急いで起き上がろうとした。