第32章 宮城の夜 3日目その2
大野さんの顔がこちらを向いていた。
潤の手が顎を掴んでこちらを向かせているのだ。
「あっ…ヤダ…ニノこっち見ないで…」
目が合うと恥ずかしそうに手で覆う。
その手も潤が外してしまう。
「智…みてもらお?キスするほど仲いいんでしょ…?」
うわ…どSモード入ってる…
「ほら…気持ちいい顔見てもらいなよ…女の子みたいだよ?」
そう言って腰を突き上げた。
潤も既に何も着ていない。
目のやり場に困った。
「ううっ…まだ…痛い…潤…」
「そのうち良くなるだろ…我慢しろよ…」
こんな扱いをされてるのに、大野さんは悦んでて…
マゾだったのか…?この人…
翔さんも二人に釘付けになってる。
「うっ…んっ…潤…好き…」
「智…もっと…」
「好き…潤…」
やめろ…いたたまれない…
「さ、こちらも負けずにいきますか…っていうかもう我慢できない」
翔さんが俺の首筋にかぶりついてきた。
「あっ…翔さんっ…」
舐められると、身体が跳ね上がった。
びくびくっと身体が揺れると、翔さんが満足気に笑った気がした。
おかしい…
なんかおかしい。