第4章 夢に舞い、恋に舞う 3
棚から何かを取り出して戻ってきた。
「これがないといけない…」
ひとりごちて、ベッドに乗る。
手に持っていたのは、ローション…
「お師匠…」
「翔って呼べ」
「あ、しょ、翔…」
「これで、雅紀の身体の負担減るからな…?」
あ、いやらしい意味じゃなくて…
僕の身体のこと思って…
買っておいてくれたんだ。
「ありがとうございます…」
「なんか、礼言われるのも変だな…」
照れながらお師匠が蓋を開ける。
「使ったことないから…わかんないけど…」
お師匠が指にとって、そっと僕の後ろに手をのばす。
「んっ‥う…」
触れた瞬間、冷たさにびっくりした。
「どうした?」
「な、なんでもない…」
「力…抜いて…?」
さっきよりも潤ったそこは、あっさりとお師匠の指を飲み込んだ。
「あ…」
お師匠が嬉しそうな声を上げた。
「雅紀の中…熱い…」
「翔さん…」
「指、増やしてもいい?」
「き、聞かないでよ…」
お師匠の指が抜けていくと、今度は二本の指が僕の中に入ってきた。
少し身体に力が入った。
「雅紀…」
囁くお師匠の声が掠れた。