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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第32章 宮城の夜 3日目その2


少し潤んだ目が、俺を見た。


目が微笑んだ。


俺も微笑み返した。


「大丈夫…?」


握っていた手を離して、額に手を当ててくれる。


「うん。気分は悪くないんだ。だるいだけで…」


俺は床に寝転がってしまっていた。


座椅子を外して、横に投げ出してある。


板張りが冷たくて気持ちいい。


「ホテル帰る?」


「う…ん。そろそろ帰りたいかな…」


「わかった」


そう言うと立ちあがって、周りに挨拶を始めた。


とりあえず俺達だけ引き上げることになった。


他のスタッフさんはまだ残るようだ。


タクシーが呼ばれたが、2台だった。


あれ?


後、誰帰るんだろ。


俺は翔さんに掴まって立ちあがった。


ふと後ろを見たら、潤が大野さんを立ち上がらせてた。


珍しい…酔いつぶれたのかな?


大野さんはふらふらしてた。


でも目は開いている。


珍しい…いつも寝こけてしまうのに。


潤は俺の視線に気づくと、微笑んだ。


今朝からやたら機嫌がいい。


昨日の夜は、潤も燃えたに違いない。


わかりやすいヤツ…

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