第31章 宮城の夜 3日目その1
「あっ…はぁ…ん…」
カズヤの喘ぎが部屋に響く。
しっとりとした声だった。
俺を感じ取ろうと、目を閉じている。
「んんっ…雅紀…」
「ん…?どうした…?」
汗がカズヤの髪に落ちる。
「好きだよ…」
「うん…俺もだよ…愛してる…」
カズヤの中がぎゅっと締まる。
「うっ…またおまえ…」
「だって…嬉しいんだもん…」
いつもみたいに、いやらしく誘ってくるわけじゃないのに、なんか妙に色っぽくて…
思わず首筋にキスマークをつけた。
「あっ…雅紀ったら…」
「ごめん…」
赤い花みたいにアザがついた。
白い肌にとても良く映えた。
「きれいだよ…カズヤ…」
「バカ…」
そう言うとまた目を閉じた。
俺はゆっくりと腰を動かした。
だんだん、カズヤの中が熱を帯びてくる。
「キモチイイの…?カズヤ」
「うん…雅紀が中にいるから…」
「俺もキモチイイ…」
こんなにゆっくりとカズヤの中にいることは初めてかもしれない。
いつも激情に駆られて、カズヤの中の激しい動きに負けて、すぐに激しく動いてしまうから。