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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第31章 宮城の夜 3日目その1


駅までタクシーを飛ばす。


待ち合わせ場所に急いで行くと、カズヤがちょこんと座って待っていた。


案の定、若い女の子に囲まれてた。


ナンパされてるようだ。


カズヤは知らん顔しているが、それがまた女の子たちを煽り立てているのだろう。


これじゃ近づけない。


カズヤのスマホを鳴らす。


カズヤが出ると、すぐにこっちにこいと知らせる。


カズヤが駆けてきた。


女の子たちは追いかけようとする。


俺に気づくと、悲鳴を上げた。


しまった!


カズヤの手を引いて、タクシーまで駆け戻る。


「雅紀っ…」


カズヤが車内で抱きついてきた。


「もー…おまえ…危ないだろ…?」


「ごめん…」


すぐにホテルに向かって戻った。


部屋につくと、スマホから翔ちゃんへ電話する。


「今、カズヤと部屋に着いた」


『わかった』


「で、俺いないのごまかせた?」


『うん。大丈夫。だから…ゆっくりしなさいよ』


「あ、え」


翔ちゃんはふふっと笑った。


『おまえの体力があるならな』


煽るような言い方だった。


カチンときた。

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