第30章 宮城の夜 2日目
大野さんのところにもどると、涙はもう引いていた。
ベッドに腰掛けて、魂が抜けたような顔をしている。
「大野さん…」
隣に座ると、俺の顔を見た。
「潤、なんで信用してくれないのかな…俺がいけないのかな…」
「そんなことないよ…潤がヤキモチやきなんだよ…あなたのこと、すきすぎるだけなんだから…」
「そうなのかな…これだけ信用されてないと、俺…」
また涙が目の淵に溜まる。
「泣かないで…大野さん…」
そのまま抱きしめた。
この気持ちは決して色恋じゃないけど。
でも大切だって気持ちは、色恋のそれに似ているかもしれない。
ぐっと歯を食いしばった。
本当はこんなことしたくない。
こんなことしなくても俺たちには絆がある。
でも…大野さんを泣かせたくない。
これがもし事態を悪化させたとしても、きっと翔さんや相葉さんがなんとかする。
俺は大野さんにキスをした。
大野さんの唇がそれに応えた。
そのまま押し倒す。
「え…?」
「ごめん…」
そう言って大野さんの服を脱がした。
「な、なにすんの!?ニノ!?」
「ごめん…」
そのまま大野さんの胸板にキスをした。
ビクッと身体が跳ねた。