第30章 宮城の夜 2日目
「そりゃ、特別っちゃあ特別だけどね」
「俺でさえ嫉妬する…」
そういうと相葉さんはじっと俺を見てきた。
「え…?」
「わかってるよ。色恋じゃないっていうのは。でも、だから余計に嫉妬する」
相葉さんが膝に肘をついて、手を組んだ。
「色恋だったほうが、楽だったかもしれない」
「な、何いってんの…」
「…そのくらい、リーダーと和の間の空気は、俺達には妬けるってことだよ…」
ふっと笑った。
こんな顔みたことない。
「松潤、余計に嫉妬してると思うよ…?俺には翔ちゃんがいるから、嫉妬も2分の1だけどさ…」
「俺たち、そんなおかしい?」
大野さんが不安げに呟く。
「おかしくないけどさ…でも俺も和にとって、リーダーみたいな人になりたいよ。もちろん、恋人としてもね」
そういうと俺のところまできて、ぎゅっと俺と大野さんを抱きしめた。
「俺はリーダーと和を引きはがすことなんてできないなぁ…」
「な、なんでよ?」
思わず聞いてしまう。
「だって、リーダーとキスしてる和も和だから」
そういうと、俺にキスをした。
大野さんが、真っ赤になった。
「潤…そのくらい広い心、もってくれないかなぁ…」
そう言って俺達のキスを見ないふりした。