第30章 宮城の夜 2日目
「相葉ちゃんはさ、ちゃんとそうやってわかってるけど…潤は…」
大野さんは鼻をすすった。
「俺が誰かのものだったんじゃないかって、前から疑ってて…」
「ええ?あなただって、潤が初めてでしょ?」
「うん…」
「リーダー…」
相葉さんまで悲しい顔をしてる。
「信じてくれないんだよ…完全にニノと俺のこと疑ってて…」
「キスしかしてないのにねぇ…」
「うん…」
かと言って、何もなかったなんて証明はできないし。
俺達の関係性は、きっと誰に言ってもわからないし。
俺達の間でしか理解できないものだから。
そっと大野さんが唇を重ねてきた。
不安なんだろう。
俺もそっと応える。
唇を離すとまたぎゅっと抱きしめた。
「大丈夫…潤には俺が話すから」
「余計こじれると思うよ?」
相葉さんがベッドに腰掛けながら言った。
「そうかな…相葉さん…」
「今、嫉妬でトチ狂ってんだから、ニノの話しなんか聞かないって」
「相葉ちゃん…」
大野さんが不安げな目を向ける。
「リーダーとニノの間には特別な関係があるって、俺でさえ思ってたもん…」