第30章 宮城の夜 2日目
「ど、どうしたの?大野さん」
「に、ニノぉ…」
俺の顔を見ると、胸に飛び込んできた。
さっきよりも泣くから途方に暮れた。
「とにかく、部屋入ろ?」
そう言って部屋のカードキーを差し込んだ。
ピー
開かない…
どういうことだ…
そこへ相葉さんがやってきた。
「あっ!なにしてんの!?え…?」
大野さんが泣いているのを見て、一気に言葉をなくした。
「相葉さん、俺の部屋のカードキー壊れてんの。相葉さんの部屋、入れてくれる?」
「う、うん。わかった」
相葉さんの部屋へ入れてもらったら、フロントに電話して新しいカードキーを頼んだ。
その間も大野さんは俺の胸でずっと泣いてる。
電話を切って、大野さんの顔をみる。
泣き腫らしてる。
「どうしたの?言わないとわからないよ?」
「潤が…」
ああ…例のヤキモチかな…
「俺の言うこと信じてくれない…」
「え?」
「ニノとキス以外してないって言ってるのに…信じてくれない…」
「マジで…?この人達、あっさり信じてくれたのに…」
「だって、和バージンだったもん」
相葉さんが割り込んでくる。