第29章 宮城の夜 3
「ニノ…よかった!傷ついてないんだね!?」
「え…?うん…」
「よかった…俺、練習台になった甲斐があったよ…」
「あっ!?そうだった!!」
大野さんを練習台にしたんだこいつら…
ということは、この人達、全部知ってたんだ…
「ご、ごめんね!大野さんっ!この人達がっ…わがまま言って…」
「ううん…いいんだよ…もとはと言えば、潤が言い出したことなんだから…」
「はぁ!?」
「潤がね、俺と翔くんキスしろとか、雅紀に指入れろとか言ってね…」
「ちょっと…潤…お前…」
潤は知らん顔をした。
このどSが…どうせプレイだったんだろ…?
「よかった…ニノ…」
そう言って大野さんは俺にキスをした。
「「「 !!?? 」」」
他の三人はびっくりしてるけど、知らないや…
俺と大野さんはキス止まりだけど、こういう仲なんだもんね。
それはずっと前からだから。
お互いに恋人ができたって変わらないことだから。
だって俺達は俺達だし。
他のやつとの関係なんて、俺達の仲には関係ない。
ま、他のやつにはわかんないだろうけどね。