第4章 夢に舞い、恋に舞う 3
クリスマスプレゼントの包装を、お師匠が開ける。
解いたリボンをテーブルに置くと、包装紙を開けた。
「あ…これは…」
カシミヤのマフラー。
これが僕にできる精一杯のプレゼントだった。
「お師匠に似合うと思って…」
「ありがとうな!雅紀!」
嬉しそうに首にすぐ巻いてくれた。
「触り心地がいい…」
マフラーに唇を埋めて、微笑んだ。
「あと…お師匠…さん…?」
「ん?」
テーブルに置かれたリボンを手にとった。
心臓が破裂しそう…
ぎゅっと目をつぶって、リボンを頭につけた。
「もう一個…プレゼント…」
「え…?」
「ぼ、僕を…翔さんに…」
それ以上、言葉が出なかった。
ぎゅっと拳を握って、恥ずかしくて逃げ出したい衝動を堪えた。
「雅紀…」
身体が震える。
涙が出そう。
どうしよう…受け取って貰えなかったら…
ふわっと身体が包まれた。
「雅紀…ありがとう…」
お師匠の声が震えていた。
「翔さん…」
そっと背中に手を回した。
「ほんとに…いいの…?」
コクンと頷くと、お師匠の腕に力が入った。