第4章 夢に舞い、恋に舞う 3
お風呂に入って、あがると入念に身体を拭いた。
部屋に戻って、あるものを手にまたリビングに戻った。
準備を終えると、自然と微笑みが浮かんだ。
お師匠、よろこんでくれるかな…
立ちあがって、静かに階段を昇る。
お師匠の部屋の前で、膝をつくとノックする。
「はい」
「お師匠、今いいですか?」
「ああ、入れよ」
ドアを開けると、お師匠は既にパジャマ姿で。
「どうした?雅紀」
「はい…あの…ちょっといいですか?」
「ん?」
お師匠の手を引いて、またリビングに戻る。
不思議そうなお師匠の顔を、わくわくしながら見てから、ドアを開けた。
「わ…」
真っ暗なリビングに小さなクリスマスツリーの電飾が光る。
ツリーの根本には、プレゼントを置いた。
「雅紀…これ…」
「ごめんなさい…僕、こんなことしかできなくて…」
「…俺の為に…?」
「はい…誕生日プレゼントのお礼したくて…」
「雅紀…」
「ほんの気持ちばかりの、クリスマスプレゼントです…」
「ありがとう…!嬉しい!」
そういうとお師匠は僕を抱え上げた。
「わっ…あぶなっ!」