第26章 鈴~リン~
うちの学校は古臭くて。
今だにテストの成績を貼りだされる。
PTAでも問題になってるのに、やめない。
全学年、同じ場所に貼りだされるから一目瞭然で。
いつもカズヤ先輩は一位だった。
一年からトップを譲ったことはないと聞いた。
そんなところも凄いなと思った。
私はと言えば、10位に入るのが精一杯で。
でも、次の期末でカズヤ先輩と名前をならべたくて、勉強していた。
結構必死だった。
友達はそんな私のことを笑った。
一年生のトップの子は東大を目指していると評判の子だったから。
でも必死で勉強してると、そのうち応援してくれるようになった。
放課後の教室で、一人で勉強していた。
友達は部活へ行ってしまい、帰宅部の私は残って彼女らを待っていた。
その時間にも勉強。
勉強。
「カズヤ先輩…」
思わずそう呟いた。
「なあに?」
後ろから幻聴が聞こえた。
「悪霊退散!」
そう一言言って、またノートに向かった。
後ろから今度は大爆笑が聞こえた。
今度こそ振り返った。
カズヤ先輩が爆笑してた。
顔からまた火が出そうになった。
ひとりごと、聞かれてた。