第26章 鈴~リン~
保健室の場所を知らなかったので、連れてきてくれて助かった。
室内に入ると養護の先生があれこれ質問してくる。
カズヤ先輩がいて、答えにくかった。
「どうしたの?言わなきゃわからないわよ?」
先生は困り果ててた。
カズヤ先輩は先生の横に来ると、私の顔をのぞき込んだ。
「アンタ、生理じゃないの?」
心底心配そうな声で言われた。
顔から火が出るかと思った。
「あっ…その…」
「こら、カズヤ!あんた早くHRいきなさいよ!」
先生に怒られてもどこ吹く風で。
「でっ…デリカシーが無いんですねっ、先輩…」
思わずそう言ってしまった。
カズヤ先輩は、あっけにとられた顔をした。
かと思ったら急に笑い出した。
「アンタ、おもしれぇ…」
「カズヤ!このバカ!」
そう言って、先生はげんこつを落とした。
「あー…頭いてぇ。俺、ベッドでねまーす」
そう言うと、ベッドにゴロンと横になった。
「はぁ…しょうがないヤツ…」
先生は溜息をついた。
その後、鎮痛剤を貰った。
暫く横になりなさいと言われて、カズヤ先輩の横のベッドに入った。
ドキドキして休めなかった。