• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第26章 鈴~リン~


朝からお腹が痛かった。


生理がしばらくきてなかったのに、今朝、急にきた。


でも母親に急き立てられて、学校に向かった。


電車の中はいつも座れなくて。


ぎゅうぎゅうに混んだなか、必死に立っていた。


席を譲ってくれなんて、絶対言えない。


恥ずかしいから。


やっとの思いで降りると、改札に向かったが、足に力が入らなくなってきた。


脂汗が出てくる。


周りに同じ学校の生徒がいて、恥ずかしくてしゃがみこむこともできなかった。


正門に向かったけど、途中で裏門に変えた。


登校の時は正門からと決まっていたが、裏門のほうが駅に近かった。


学校のなかにさえ入ってしまえば、休めるところがある。


汗をハンカチで拭きながら、お腹を押さえてとぼとぼ歩いた。


裏門を入ると、花壇のブロックの横にしゃがみこんでしまった。


しばらく波が収まるのを待った。


でも一向に収まらない。


そのまま動けなくなってしまった。


HRの予鈴が鳴る。


ヤバイ…間に合わない…


どうしよう。


立ち上がろうと、ブロックに手をかけた。


その時、後ろから声を掛けられた。

/ 771ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp