• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第4章 夢に舞い、恋に舞う 3


「あ、これうめっ…」


丸鶏にかぶりついて、子供みたいに喜ぶ。


「よかった。これ、商店街で買ってきたんですよ」


「そうか、いい味だな」


「はい」


ふたりで鶏にかぶりつきながら、シャンパンを味わう。


お師匠のピッチが早くて、シャンパンがなくなってしまったから、白ワインを開けた。


「これ…東山先生にいただいたのじゃないですか…?」


「ああ…構わないよ。ワインなんだから飲まないとね」


といっても、これ…


かなり高級なワイン…


「これは、ろまねこんてぃってやつですよね…?」


「そう。ロマネ・コンティ」


「無粋なことを聞いていいですか…?」


「なんだ?」


「これっておいくら位…?」


「百五十万くらい?」


「えっ!」


思わず口に入っていたのをグラスに戻しそうになった。


「やめろ。これはな東山先生が、俺が独立したときにがんばれよってくださったものなんだ…飲まないとバチが当たるよ」


ひゃ…百五十万…


お祝いに…百五十万…


ほんっと伝統芸能の世界って…


入って10年近く経つけど、まだこういう部分が慣れない。


ご祝儀だタニマチだ、いろいろあるけど…


庶民とは桁が違いすぎる。

/ 771ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp