第23章 カズヤⅡ
耐え切れなくなって、顔を逸らした。
「カズヤ…?」
雅紀の声になにも答えることができない。
優しくされて孤独を知った。
自分がどれだけ冷たい場所に立っているかを噛み締めた。
出会わなければ良かった。
そしたら気づかなかったのに。
涙が止らない。
声もでない。
雅紀が掛けてくれたタオルケットをぎゅっと握った。
俺はこの孤独に耐えていくしかない。
一人で。
雅紀がプレートを横のテーブルに置いた。
「カズヤ…どうしたの?言ってごらん?」
言えるわけない。
この幸せなお兄さんには。
また顔を横に振った。
本当に声が出せなかった。
「カズヤ…?どうしたの?喋ってごらん?」
雅紀が両手で俺の頬を包んだ。
自分の方を向かせると、俺の目をまっすぐ覗き込んだ。
焦りの色があった。
もう優しくしないで。
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