第21章 櫻井翔のキケンな夜会 3
俺の上に馬乗りになったまま、智くんがTシャツを脱いだ。
その身体を見た瞬間、逃げ出したくなった。
だって…すごく綺麗で。
男らしくて。
あの胸板に、毎晩抱かれながら眠っているんだって思うと、身体の芯が疼いてくる。
それが恥ずかしくて…
「やっ…やだっ…」
目を瞑って横を向いたけど、ぐいっと顎を掴まれて。
唇に智くんが触れた。
「ばかやろう…」
そう言うと乱暴にキスをされた。
嵐のようなキスが俺を翻弄する。
「やっ…くるしいっ…さと…」
名前を呼んでも、キスはやまなくて。
俺達の唇から出てくる水音が、だんだん俺を蕩けさせる。
だけど、頭は早く逃げ出したいって身体を動かす。
怖い。
このまま自分がどうなっていくのかわからない。
俺は男なのに。
抱かれたら…どうなるんだろう…
智くんの力強い腕に、身体の動きを封じられて身動きが取れない。
キスの隙間に、謝ってみても聞いてもらえなくて。
だんだん、身体が密着してくる。
智くんの体温がどんどん熱くなる。
荒い息をつくと、俺の顔を眺めた。
「翔…もうガマンしない…」
「え…」
「今夜、おまえを俺のものにする」
「え…?」
いきなり、スエットを掴まれた。
ぐいっと足を持ち上げられて、パンツごと剥ぎ取られた。
智くんはジーパンのボタンを外すと、一気に脱ぎ去って。
俺達は丸裸になった。
初めて見る。
智くんのいきり立った姿。
「あ…やだ…」
見てられない。
”男”を感じてしまって。
普段は見せない、オスの顔してる。
「翔…」
優しく俺の髪を撫でると、智くんが動いた。
俺の後ろに、指が当たった。