第20章 櫻井翔のキケンな夜会 2
すっかり服が脱がされても、潤はなにもしてこなかった。
ただ、俺を眺めている。
「潤…?」
何も答えない。
じっと見られる。
こんなことは初めてで。
どうしていいかわからない。
「俺の服、脱がせて…?」
やっと口を開いた。
おそるおそる手を伸ばして服を脱がせる。
全部脱がし終わると、潤は横たわった。
俺はどうしていいかわからず、潤の顔を見てた。
「潤…あの…」
潤が右手を出した。
ベッドを叩く。
俺はその上に横になった。
そのまま軽く抱きしめられる。
でもそれ以上なにも無くて。
「翔…好きだよ…」
やっと潤はそう言った。
でも指で唇に触れるだけで、何もしてこない。
潤の指がいやらしく俺の唇の上を滑る。
唇をなぞったかと思うと、口の中に指を入れてくる。
唾液を絡めとると、また唇をなぞる。
「んっ…潤…」
早くキスして欲しい。
耐え切れなくなってきた。
「潤…キス…して…?」
何も答えず、今度は唾液で濡れた指を首筋に走らせた。
「ああっ…」
身体が敏感になっていた。
でも潤は肝心なところはどこも触ってくれない。