第20章 櫻井翔のキケンな夜会 2
健くんにキスされたショックから抜け切らないまま家に帰った。
玄関を開けたら、潤が立っていた。
「え?」
スマホを握りしめて、仁王立ちしている。
「潤…どうしたの?」
スマホを俺に向けた。
そこには俺と健くんの収録でのキスシーンが…
「はあああ!?」
「健くんから届いた…翔…またやったんだね…?」
「えええええ!?」
コキュートスの扉は小悪魔によって開かれた。
俺は靴を脱がされて、そのまま引きずられていった。
「ちょっと…潤っ…ごめんてっ」
潤はもう頭に血が登りきっててなにも聞いてくれない。
寝室の扉を乱暴に開けると、ベッドの前の床に投げ出された。
扉を閉めたら、真っ暗になった。
潤の荒い息遣いだけが聞こえる。
「どうして…?翔…」
「ごめん…潤…」
謝るしかなかった。
でもあそこで拒否することもできないし…
「仕事だから、これは」
「じゃあこれはなに?」
そう言って、スマホを操作してまた画像を出した。
それは、楽屋でキスしてる俺と健くんだった。
「あっ…」
いつの間に…っていうか、これ誰が撮ったんだ…
「これはなんなの?翔」