第3章 夢に舞い、恋に舞う 2
気がついたら、お師匠はダイニングで座りながら居眠りしてて…
どうしたんだろ…今朝も起きなかったし…疲れてるのかな?
「お師匠…?」
そっと肩をゆすると、目を上げた。
潤んだ目が僕を見上げた。
「雅紀…」
ピンク色の唇が、僕を呼んだ。
ぐわっと心臓を鷲掴みにされた。
どうしよう…
キスしたい…
震える手を握りしめて、思い切って目を閉じた。
そのままゆっくりとお師匠に顔を近づけていく。
そっと唇が重なると、僕の顔にお師匠の手が添えられて…
腕を引き寄せられて、お師匠の膝に座らされた。
「雅紀…?」
「はい…」
「嬉しい…」
そっと僕を抱きしめてくれた。
おでこをくっつけると、ふぅっと息を吐いた。
「僕も…嬉しいです…」
正直に言ったら、お師匠が微笑んでくれて。
「今日は…二人でゆっくりしないか…?」
そう言って手を握ってくれた。
「はい…」
そう。
今日は付き合って初めての休日で。
午後になったら、お師匠は僕を外に連れだした。
「どこに行くんですか?」
BMWの助手席で、小さくなって聞いてみる。
「ん?いいところ」