• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第17章 海鳴り


「あ…翔、顔色が悪いよ」


「え?大丈夫だよ…」


「だめだよ…和!潤!体温計!」


隣の部屋から、和と潤がばたばたとはいってくる。


「翔あんちゃん、またお熱!?」


和が血相変えてる。


「はい!早く測るの!」


潤が体温計を翔くんに押し付ける。


「もう…大丈夫って言ってるのに…」


翔くんはしぶしぶ体温計を脇に挟むと、チビ達の頭を撫でた。


「いい子だったね。ほら、大野さんのご飯の邪魔だから…あっち行ってな?」


「大丈夫だよ…」


俺が言うと、和と潤は嬉しそうな顔をして翔くんの膝に寝転がる。


「翔あんちゃんのお熱見てからいく!」


「俺も!」


ぴぴっと音がすると、後ろから雅紀が手を伸ばして体温計を取り上げた。


「…翔…寝てな?後は俺がするから…」


「大したことないよ…大げさだな…」


翔くんは立ち上がると、和と潤を抱えた。


「今日は二人でお風呂入れる?」


「うん!」


「じゃあ、行っておいで」


二人は元気よくはあいと返事をすると駆けていった。


「ごめんね…騒がしくて」


翔くんは俺の方を見ると、申し訳無さそうな顔をした。


「いいって…気にならないから…」


そういうと、また儚げに微笑んだ。

/ 771ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp