• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第15章 悪徳の花 4


「和也さ…」


「ん?」


「俺の家の籍に入ったら、暫く休み取ろうよ」


「…なんで?」


「検査の結果が、あまり良くない」


「…大丈夫だよ…」


「和也っ…」


「翔、今が一番大事な時なんだ。身体のことは気をつけるから…ね?」


「だめだよ…」


そのまま足早にエレベーターに乗り込む。


翔はその場に立ち尽くしていた。


面倒なことになったな…


PHSを取り出して、通話ボタンを押す。


「あ、俺だけど…今、時間大丈夫?」





内科のミーティングルームを指定されて、そこに向かう。


「あ、室長…」


白衣の男が立上がる。


「ああ…いいから。そのままで」


大野はストンとイスに腰掛ける。


「翔が来る前に、手短に…」


「なんでしょう」


「俺の検査結果、誰かのとすり替えられない?」


「えっ…?」


「結果が良くないらしいんだけど、俺、今やすんでる暇がないんだ…」


「そんな…室長だめですよ…」


「いいんだ。今、大事な時なんだ。お前のほうでなんとかできないか?」


「…やってみます…けど、絶対に無理は…」


「わかってるよ。ありがとう。頼むな」
/ 771ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp