第3章 夢に舞い、恋に舞う 2
「雅紀…」
「あっ…お師匠っ…」
ベッドの上で、お師匠の腕に抱きくるまれてしまった。
「朝から…挑発するなよ…」
「し、してませんっ」
「じゃあなんでキスするんだよ…」
「えっ…」
「お前からしてくれたの、はじめてじゃないか…」
お師匠はそういうと、僕の上に覆いかぶさってきた。
「し、師匠…服…」
「暑いから脱いだ」
お師匠は上半身裸で…
目のやり場に困った。
白い肌がとても綺麗で…
なのに男らしい胸板や腕。
どこをみていいのかわからない。
「あっ…あのっ…ご飯、できてますから…」
「…それよりも…お前を食べたいな…」
付き合って一週間。
僕はまだ決心がついてなくて。
お師匠さんには、毎晩のように我慢させている…
だって…
こわいんだもん…
ぎゅっと目を閉じたら、涙が一粒だけ零れてしまって。
「雅紀…」
お師匠がそれを指で拭った。
「ごめんな…」
優しくいうと、僕の髪にキスをした。
「さ、ご飯たべよう?雅紀」
ポンポンと頭を撫でてくれて。
床に落ちていたパジャマを手にとって、お師匠は部屋を出て行った。