第3章 夢に舞い、恋に舞う 2
「お師匠さん?入りますよ…?」
一度、返事がなかったときは熱を出していた。
起き上がれない程の高熱で、慌てて病院に担ぎ込んだ。
そんなことがあったから、心配で…
そっとドアをあけると、すぐにベッドが見えた。
中央にこんもりと膨らみがあって、それがお師匠だとすぐわかる。
部屋は重厚な木の家具が多くて。
これ、何調っていうんだろうか…
僕にはわからない…
「お師匠…?」
ベッドに近寄る。
そっと伺うと、無邪気に眠るお師匠の顔が見えた。
「あ…」
こんな寝顔、初めて見る。
どうしよう…写真撮りたい…
あ、スマホ持ってない…
悔しい…
子供みたいに、口を半開きにしてる…
その白い頬をつつく。
ぷに
や、やわらかい…
じゃあここは…?
唇にそっと指を触れさせた。
やっぱり…やわらかい…
そっと唇を近づける。
静かに重ねあわせると、身体がカーっと熱くなった。
「やばっ…」
その時、師匠の目がぱっちり開いた。
「あっ…」
「なにが…やばいの…?」
「いっ…いえっ…」
がしっと下から手を掴まれる。