第13章 悪徳の花 2
「ねぇ…和也…検査受けてよ…本当に気になるんだ…顔色…」
「嫌だよ…面倒くさい…」
翔を突き上げながら、乳首を唇で弄ぶ。
「ああっ…んっ…う…お願い…」
「だめだよ、借金返さないといけないから…検査受けるお金なんてないよ…」
一層中に入りたくて、ぐりぐりと腰を押し付ける。
「うっ…あぁ…和也…お金出すから…」
「検査のお金?」
「うん…」
「だめだ。そんなの焼け石に水」
突然腰を強く打ち付けると、翔の身体から力が抜けて、俺にしがみつく。
「借金もっ…払うからっ…」
「え…?」
動きを止めると、翔は微笑んで俺を見つめた。
「用意したから…ごめんね…遅くなって」
そっと俺の頬にキスをした。
「だから…検査、受けよ?和也…」
まっすぐに俺を見つめる目。
純真な瞳…
「わかったよ…」
革靴の音を響かせて、廊下を歩く。
「室長、お疲れ様です」
カードリーダーに身分証を通して、何台ものパソコンに囲まれた部屋に入る。
「ああ、済まなかったな。打ち合わせが長引いて」
部下は6人居る。
櫻井のPCソフト事業室の室長に抜擢された。
でも、まだまだ俺は満足しない。
もっと、上り詰めてやる。