第10章 コーヒー
「智?治らない?」
「な、治らない…」
「んー…」
雅紀は俺を抱え直して、頭にちゅっとキスをした。
「治った?」
「治らない…」
「もお…しょうがないなぁ…」
今度は俺を起き上がらせた。
顔を持つと、ぶちゅーっとキスをした。
「!!!!!」
「治った?」
な、なんでキスして治るんだよ!
固まっていると、雅紀は頬や額にもキスしてきた。
「ちょっ…ちょっと待てよ!雅紀っ!寝ぼけてんじゃねえよ!」
こんなの勃っちまうだろ!!
雅紀の腕から逃れようとするけど、がっしり掴まれて逃げられない。
こいつ、馬鹿力だった…
「ま、雅紀!」
「智…」
「え?」
「好き…」
「は…?」
ガクンと雅紀の身体が倒れてきた。
「ええええ!?」
俺は雅紀の身体の下に、ひかれた。
「ちょっ…雅紀っ…!」
「ぐー…」
「え…」
雅紀は…俺の上で、爆睡してた…
「な、なんだよ…ばか…」
それでも、ぬくもりが気持ちよくて…
そのまま雅紀の下敷きになってた。
気がついたら朝で…
俺はまだ雅紀の下敷きになってた。