• テキストサイズ

ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第10章 コーヒー


「さっきの話、OKしてくれたら…」


「え?」


ふっと笑うと、雅紀は腕を離した。


「俺、嬉しい…」


「え?」


「だから、いい方向で考えてね?」


「う、うん…」


「ほんと?」


「わかったよ…」


「良かった…」


にっこり笑う気配がした。


「も、もう行くぞ…」


雅紀の手が熱かった。




風呂から上がったら、部屋が暗いままだった。


雅紀が布団の上で丸まって、うたた寝してる。


「お前…風邪ひくぞ…」


そう言って起こそうとしても、なかなか起きない。


しょうがないから、布団を剥ぎとって上から被せようとした。


ドタンと、布団をひっぱたら後ろにコケてしまった。


頭を壁にしこたまぶつけた。


「う…わ…痛い…」


布団を持ったまま、頭を抱えた。


「ううう…」


「…う?どうしたの?智…」


「頭ぶつけた…」


「しょうがないなぁ…」


そう言うと雅紀は俺の腕を引っ張った。


胸に抱きとめると、頭を撫で始めた。


寝ぼけてる。


「いたいのいたいの…とーんでけ…」


え…


俺、今、何されてるの…


「治った?」


ふにゃふにゃした口調で聞かれても、答えることができない。
/ 771ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp