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ヘブンズシュガーⅠ【気象系BL小説】

第10章 コーヒー


「先のこと…?」


「ん。俺達の職業ってさ技術職じゃん?だけど、会社っていう組織にいたらさ、充分生かし切れないじゃん?」


「だからなんだよ…毎月決まった給料貰えるんだったら、生活安定していいんじゃねえの?」


「俺は…勝負したい」


「え…?」


「俺の腕、試したいんだ…」


「試す…」


「うん。独立、しようかと思うんだ」


「でもお前…」


「うん…資金は貯めたんだ」


「えっ?」


「だから、開業はできる」


「そうなの?」


そっか…


そんなこと思ってたんだ…


知らなかった。


今までそんなこと、一言も話してくれなかった。


雅紀にとって、俺って…


そこまで止まりなのかな…


苦い思いが喉までこみ上げる。


「そっか…頑張れよ」


「あのさ…智…」


「あーあ…お前、年下なのに偉いよな…俺なんかなーんも考えてないよ…」


「智…」


「金、使わねーから、貯金だけはしてるけどさ。お前みたいに目的があるわけじゃないし…」


「あのさ…」


「ん?」


そっと雅紀が近づく。


「これ、真剣な話なんだけど…」


「え?」

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