第76章 本番二日目の朝
二宮視点
目の前にあるむきリンゴを一つ取って かじる。
(うん うまい ちゃんとリンゴだ)
浜地「では 今日のスケジュールを 先に伝えておきますね」
ニコニコしている浜地。
「ああ そうだね パソコンちょうだい!」
食べていた皿を横に寄せる。
浜地のさっきまでのニコニコが少し、いやダイブ怖い系の笑みになり「ベッドで」っと掌で行けという。
「えー(ぁ その笑顔 翔さん級に怖い) はーい」
立ち上がり、素直にベッドに戻る。
(浜ちゃんも翔ちゃんも…笑顔が怖い)
ゆっくりベッドに足を入れ 背中側のクッションを整える。
(あわよくば サイドテーブルくれるかも…)
浜地「体を動かすのは これ飲んで 少し胃を休めてから 始めましょう」
浜地がむき出しの錠剤の入った小皿と水の入ったグラスを持ってきた。
「うん」
浜地が差し出した小皿から薬を摘まむ。
(むき出しの錠剤を差し出すって事は 俺に寝れって事だろ?)
錠剤を口の中に入れるように見せかけ、首筋に隠し、浜地に見えるように大げさに水を飲む。
浜地のオーラがやわらかくなった。
(よしよし 飲んだことになった マジック歴を舐めないでねー)
浜地「それでは 集合時間からです」
浜地がマネージャーモードで話し始める。
浜地「昨日と同じ 時間から事前リハを行いますが
カズ君は不参加です」
「はーい わかってます 安静ですね」
浜地「膨れないでください 器と魂の両方にダメージがあったんですよ? 私がどれだけ心配したか…」
(やべ せっかくのマネージャーモードから お小言多の従者モードになってしまう)
「ごめんって 今日は ちゃんと嵐二宮で行動するから 怒んないで!!」
肩をすくめて、頭だけを揺らす。
浜地が一つ咳ばらいをして タンタンっと今日のタイムスケジュールを告げていく。
お腹が満たされたからか
安心して聴ける浜ちゃんの声のせいなのか
だんだん眠くなってきた。
浜地「コンサートの意見と改善案です」
(だめだ 眠い)
「んぅ 潤くんに伝えて 小型カメラ飛ばすって ふぁぁ」
大きなあくびが出た。
浜地「少し お休みください」
浜地が離れていく。
「そうする…」
もぞもぞ 布団に潜り込む。
(リハ不参加だから ガッツリ 寝よう)