• テキストサイズ

【おそ松さん】六つ子とサバイバル

第2章 愛しい人を脳裏に映しつつ……


ちょ、ちょっと待ってよトッティ!!
彼氏とまだエッチすらしてないのに!
っていうか、弟が天使すぎて手を出せないんだよね。
弟が告白してきた時に、キスはしたけど、さ……。
それでも、唇と唇が軽く当たるだけの可愛いキス。
お、押し倒す勇気がなくて、踏み出せないんだよ……。

「トトト、トッティ……、ほ、ほかのことじゃ、駄目?」

トド松「さ、触らないから……!! ほんの一瞬、一瞬だけチラッと見せるだけでいいから……!!」

いやいや、減るもんじゃないって言うけどさ、トッティ?
そんなことしたら、トッティ一生私の事忘れなくなっちゃうよ?
友達として絶対駄目だよ、そんなの。
トッティには、幸せになってほしいの!

「駄目、絶対駄目っ。そんな思い出残したら、次いけなくなるから!」

トド松「い、いけなくていいから! 僕の女神様は君だけなんだよ! ねっ、お願い! チラッとだけでいいからさ!」

うるうるとした瞳でトッティにお願いされ、私は後ろに一歩下がる。
この、子犬みたいな瞳でお願いされたら断れないよ……。
でも、天使のような弟を裏切るわけにもいかないし。

こうなりゃ、ヤケだ。
私はトッティの腕を掴んで歩き出す。
私の部屋だけど、おっぱいを見せる前にやることがある。
それは、謝ること。

「トッティ、この前実家に行くとき使ってくれたワープ魔法、もう一回できる?」

トド松「えっ、いいけど、何に使うの?」

「かっ、彼氏に土下座してくる!」

泣かれるだろう、最悪別れを切り出されるだろう。
でも、トッティのお願いだって断れないよ。
こんなに、私のために頑張ってくれた親友だもん。

私は、トッティの腕を掴んでずんずん歩く。
トッティが何か言いたげにしてたけど……、気にしない気にしない!

「トッティ、お願い!」

トド松「かっ、彼氏に言って大丈夫? 怒られない?」

「大丈夫、そんな子じゃないよ」

最悪、泣いて罵られるだろうけど。
でも、一度決めた事だし、素直に言えばわかってくれる子だ。

トド松「な、ならいいけど……」
/ 27ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp