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【おそ松さん】六つ子とサバイバル

第3章 冒険へ行こう


すると、一松さんは眠そうにソファーに寝そべっていた姿のまま、じっとこちらを見続ける。

一松「なんで、トッティにだけタメ口なの?」

あ、そ、そっか。
いくら親友でも、ランクが違いすぎるから……。

「と、友達だったので、つい……」

一松「別に、俺らにタメ口でもいいんじゃない?」

って、どうも一松さんもおそ松さんも話しづらいから自然と敬語になっちゃうんだけど。
う、うーん、言えないっ。

カラ松「そうそう、気にするな! 同学年だし、同い年だろ?」

にかっと人懐っこい笑顔を浮かべるカラ松さん。
でも、何故か話しづらくて敬語になっちゃうの。

トド松「無茶言わないでよ。トトコちゃん、男の人苦手だから、僕みたいな可愛い系以外男は皆敬語なの」

「そ、そうだったの? 全然気づかなかった……」

自分のことなのに、全然気がつかないなんて、トッティってば感が鋭いなぁ。
そういえば、おそ松さんもそんなところがあったし、やっぱり兄弟なんだなってつくづく実感しちゃう。

一松「――ふーん」

い、一松さん!!
その一言がどうも気になっちゃうの。
なんだかなぁ、やっぱりトッティが一番喋りやすいや。

おそ松「じゃあさ、敬語を無理に崩して慣れればよくね?」

チョロ松「そうだね。ずっとトド松だけ特別扱いってのも癪に障るし」

「は、はぁ……」

特別扱いしたつもりはないけど、実際親友になってるから。
たぶん、他の兄弟さん達と先に出会っても仲良くなれたのはトッティだと断言できるし。

十四松「じゃあさー、じゃあさー、皆でどっか遊びいこー!!」

無邪気に笑う十四松さん。
あっ、この人はなんだか喋りやすそう。

トド松「その前に、休暇聞いてからでしょ、十四松兄さん。その後旅支度整えないと」

「先生に言っても、駄目かな?」

だって、もう魔法使えるし。

すると、目の前に居たおそ松さんがダンッと強くテーブルを叩く。

おそ松「甘い、甘い、甘い!! この旅で俺らに慣れるいいチャンスだろー? 有効に使おうぜー?」

その一言で、先生に課題無しを抗議するのも無くなってしまた。
でも、皆よくしてくれるんだし、頑張ろうって思うけど……。
どうも、一松さんの視線だけは気になっちゃうなぁ。
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