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貴女の血を【R18】

第5章 太陽と海と私たち



「お…お前…!そいつには近付いちゃダメなんだっ!ー」

綾人はそう言って、私たちを止めようとする。
しかし、私がその忠告を聞くことはない。

「もう、私とは関わらないで!」

私は綾人にそう言い残して、春陽と一緒に海辺へ向かう。

もう本当に知らない。
なんなのよ、春陽に近付いちゃいけないって…意味わかんない。


「千夜?綾人とどういう関係なの?」

春陽も少し怒っているのか、目が怖い。

「か、関係なんてないよ」

私はそう言ったけど春陽は信じてくれない。
本当のこと言うしかないのか。

「なんか…昔、私が好きだった人。振られたっていうか彼女いたこと知って失恋した相手。あっでも、今は何の感情もないよ?それに、私には春陽がいるし…ね」

なんか、ちょっと言い訳みたいな感じになっちゃったけど、春陽は機嫌よくなったからまぁいいのかな?

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