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貴女の血を【R18】

第5章 太陽と海と私たち




明日は、いよいよみんなで海に行く日。
莉奈の彼氏の秋さんが車で連れて行ってくれる。

莉奈と那月と私の3人で水着を買いに行ってもう気合いバッチリ。



プルルルル

「誰だろう?春陽かなぁ」

携帯を手にとって画面を確認する。
そこには綾人の名前。

3ヶ月ぶりの電話。
何よ急にと、少し苛立ちながら電話を取る。

「もしもし」

変わらない声。落ち着く。

「明日、10時にあのカフェに来い。絶対に、じゃあ」

「え、ちょっ…」

すぐに電話を切られた。
かけなおしても出ないし…

明日は明日は…海に行く約束してたんだもん。
行けないし、そんな急に無理だし…

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