第5章 太陽と海と私たち
AM10:00
私は海にいた。
綾人にカフェに来いとは言われていたけど、海に行く約束の方が早かったし、話聞いてくれないし…
でも、どこか綾人に嫌われたくないって気持ちはある。
おかしいよね。
私には春陽っていう素敵な彼がいる。
「千夜?大丈夫?」
私の顔がそんなに暗かったのか春陽が心配そうに顔をのぞく。
「ううん。大丈夫!」
私が笑顔を作ってそういうと春陽は良かったと微笑む。
心配かけないようにしなきゃね。
今日は、せっかくみんなで海に来てるんだし思いっきり楽しまなきゃ。