• テキストサイズ

貴女の血を【R18】

第3章 桜散る



「確か…霧野 綾人って言ってたかな。入学式で挨拶してたから、トップだったのかな?」

頭いいんだ…じゃなくて、もし、莉奈に目付けられたら危ない。
血とか吸われちゃったらどうしよう…

「な、なんか、変な人じゃなかった?」

「なに言ってるの、あの時と同じだったよ」

莉奈は、変なのは千夜だよ、と笑いながら言う。
その人は吸血鬼なの!とか言っても信じてもらえないよね。
でも、莉奈のことだから気を利かせて、綾人と仲良くなって紹介してあげるとか言ってきそうだし…

「だから、霧野さんと仲良くなって千夜に紹介してあげる!」

ほら、言った通りに…

「え、あ…いいよ、そんなことしなくても!」

「なんでよ〜せっかく千夜が二次元以外に興味持ったんだもん。こんなチャンスを逃せない!!」

若干けなされたのか、そうじゃないのか…
とりあえず、莉奈が綾人と仲良くなる前に何とかしなきゃ…

/ 59ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp