【ディアラバ】トリップしたら男でヴァンパイアになってました。
第5章 第五章 何が何だか……
~翌日~
「準備はよろしいですか?」
「準備っていっても、そこまですることないんだけどねぇ~。」
「晩餐会なのに…こんなのでいいの?」
僕の格好は普通です。
そう。私服。ふつーうの。
あれ?晩餐会なんだよ…ね?
んん?正装じゃないの??
「お気になさらず。これがいつもどおりですから。」
「嘘!?」
「嘘じゃないですよ。皆こんな感じです。」
「わざわざ正装で行くのなんかめんどくさいだろうが。」
「そんなものなのか…?」
だんだん、この世界がわからなくなってきたよ?
「おや、お迎えですね。行きますよ。」
レイジさんがすたすたと歩いていく。
それについていく私達。
さぁーて、何が待ち受けているのやら…。
~カールハインツの家~
※(カールハインツの口調をわかっていません!すいません!)
「こちらのお部屋でございます。」
「いつもすいません。」
「いえ。これが我々の仕事ですから。」
カールハインツの家についてすぐ、執事さんらしき人物がやってまいりました。
そしてとあるお部屋に案内されました。
……いや、部屋っていっても外なんだけどさ。
「やぁ、遠いところからようこそ。」
「毎回それ言ってるよな。」
「社交辞令というものだからね。」
カールハインツ様登場です!
生カールハインツ様!
うん。なんも言えないw
「、久しぶりだね。」
「ど、どうも…?」
「っと。そうだった。君は私のことは覚えていないんだったな。すまない。」
…その口ぶりから察するに、少なくとも私はあなたに会ったことがある感じだね?
記憶ないけどさ。
「そうだ!ねぇねぇ、なんで君のこと、知ってるの?」
「僕も気になってました。なんでですか。」
ライト君とカナト君がカールハインツに問いだす。
うん。私も聞きたいな!
「…それは教えられないな。まぁ、君達にはあまり関係ないことさ。さ、晩餐会を始めようか。」
「何それー。」
「ひどいですね。」
「大人の事情と言うものさ。」
…気のせいかな?
今、カールハインツの表情が少し悲しげに見えたんだけど。
……気のせい…だよね?